日 付 | 2024年10月31日 |
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タイトル | 令和6年度第2回中・西播磨地区精神保健福祉連絡協議会研修会を開催しました |
内 容 | 令和6年10月31日(木)に第2回中・西播磨地区精神保健福祉連絡協議会研修会をオンラインで開催しました。 講師:川崎医科大学精神科学教室 教授 石原武士先生 テーマ:「大人の発達障害 どう捉え、どう向き合うか」 出席者:104名(医療機関、相談支援事業所、訪問看護ステーション 行政) 近年、発達障害が注目を集めていますが、対応に苦慮することがあることから、大人の発達障害の捉え方・向き合い方について石原教授にご講演いただきました。 今までに診療された豊富な経験と多くの事例を通してのお話の中、「発達障害と定型発達との境界はどこなのか?」を何度も問いかけられたように感じました。ある 人にとっては“困る人(発達障害)”ですが、他の人には、障害ではなくその人の個性として受け入れられたり、環境によってはすばらしい才能・特技として発揮できたりし、どこからが発達障害でどこからがそうでない(定型発達)のか、見方や捉え方で全く変わるものだと改めて考える機会となりました。発達障害の人が増えていると言われていますが、周囲の包容力やゆとりがなくなっているためかもしれないと感じました。発達障害の方との付き合い方に正解はありませんが、自分自身の心身を健康に保ち、ゆとりある生活を送ることで、相手に対しても優しい気持ちで向き合うことができるのではないかと思いました。講師から時間が解決する場合もあるとの言葉があったように、その人なりの成長を見守れる関係づくりも大切であり、ゆるくではあるが継続した関わりができるようにしていきたいと思います。 (石原先生の講演資料の一部を抜粋して添付しております。) |
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